「2024年08月」の記事一覧

駒ヶ岳ロープウェイ利用方法

当館にご宿泊し、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイを利用する方法です。事前にご覧になれば、無駄なく、無理なく中央アルプスの山岳観光を楽しんでいただけます。

【中央アルプスとは?】

北アルプス・南アルプスと並び、日本三大アルプスの一つである中央アルプス。木曽山脈とも呼ばれています。その最高峰には木曽駒ヶ岳(標高2,956m)。他に宝剣岳、空木岳、南駒ヶ岳、越百山など標高2,700~2,800mの山々が連なります。氷河によってできたカール地形も多く見られ、一番有名なのが千畳敷カールです。また、中央アルプスの特徴として山麓から一気に標高が上がっていく急峻さが挙げられ、麓の駒ヶ根高原から見上げる中央アルプスはすぐそこに迫るような山並みです。

【当館からロープウェイへ行くには?】

ロープウェイの出発駅「しらび平駅(標高1,662m)」へ行く方法は、路線バスまたはタクシーです。マイカーは乗り入れ禁止となっていますので、ホテルやまぶき駐車場にマイカーを停め、玄関前にあるロープウェイ行きバス停からバスへご乗車ください。タクシーご希望のお客様はご手配を承っておりますが、台数の都合により予約出来ない場合もございます。
切石公園下バス停(当館前) ➡(路線バス35分)➡ しらび平駅バス停
しらび平駅 ➡(ロープウェイ7分)➡ 千畳敷駅(標高2,612m)

【山の上に到着した後は?】

ご自身の体力や所要時間に合わせて中央アルプスをお楽しみください。所要時間はロープウェイ千畳敷駅から出発して千畳敷駅へ戻るまでの目安です。
■千畳敷カール1周コース(難易度★・所要時間50分)
ロープウェイの駅舎を出たら、そこはもう千畳敷カールです。1周約50分の遊歩道コースを散策すると、夏は色とりどりの高山植物の花、秋は鮮やかな紅葉をご覧いただけます。また、山から見おろす駒ヶ根市内の景色と正面に見える南アルプスの山並みが非常にきれいです。晴れた日は富士山まで見渡すことが可能です。
■乗越浄土コース(難易度★★・所要時間2時間)
カールから稜線に登る八丁坂を超えれば乗越浄土(標高2,850m)です。ここまで来ると中岳、木曽駒ヶ岳がすぐそこに見えてきます。標高差約200mを一気に登る八丁坂は少し体力が必要ですが、ちょっとしたスリルを味わいながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
■木曽駒ヶ岳山頂コース(難易度★★★・所要4時間)
中央アルプスの主峰・木曽駒ヶ岳(標高2,956m)へ登る一番人気のコースです。八丁坂を登り乗越浄土を過ぎ、中岳を超えると木曽駒ヶ岳が目の前に。途中で運が良ければ天然記念物のライチョウに出会えるかも。山頂には駒ヶ岳神社がありますので、登頂記念の撮影と安全祈願のお参りを忘れずに。頂からは木曽方面も見渡せ、天気が良ければ御嶽山や北アルプスまで望めます。
■木曽駒ヶ岳・濃ヶ池コース(難易度★★★★・所要7時間)
木曽駒ヶ岳の山頂から、来た道を戻らずに濃ヶ池へ向かってから戻ってくるコースです。しっかりと1日かけてアルプスの山歩きを楽しみたい方は挑戦してみてください。濃ヶ池に映る山の景色はまた格別です。

【服装や準備はどうしたらいい?】

動きやすい服装、登山可能な靴は最低限必要です。また、ロープウェイで気軽に登れる山ですが標高2,600mを超える高山帯ですので、天気の急変などで夏場でも気温が低くなる可能性がある為、長袖は必ずご用意ください。夏でも最高気温20℃くらい、朝晩は10℃以下まで冷え込みます。また、ロープウェイ駅までの山道は蛇行していますので車酔いしやすい方は事前に酔い止めを服用することをお勧めします。